テコンドーはその研究開発過程においては大きく分けて精神面と技術面の二つの分野で進行されました。
精神面
1、健全な精神と強い力を育て、各々に於いては常に正義を貫ける自信力を持てる様にする。
2、宗教、人種、国境、思想に拘らず全ての人間が兄弟のような関係を持つ為の媒体となる。
3、正義と道徳、信義と人道主義が最上となる平和な人類社会の建設に献身すること。
技術面
1、全ての動作は科学的公式と原理によって人間の持つ最大の力を出せるようにする。
2、テコンドーを全く知らない者でも動作の正しさと誤りを容易に判定出来るようにする。
3、角度と距離を明確にすることによって効果的な攻撃や防御を行えるようにする。
4、各動作の持つ目的と方法を明確にし、容易に習ったり教えられたり出来るようにする。
5、合理的な教育方法をもってして老若男女、誰もが分け隔てなく修練出来るようにする。
6、正確な呼吸法をもって速度の増加は勿論、疲労を減少させるようにする。
7、人体のどの急所でも攻撃可能に、またはどの攻撃においても防御可能にする。
8、人体の構造特性によって使用可能な攻撃部位を明確にする。
9、体育や娯楽としても楽しめるようにする。
10、柔らかくリズミカルな動作をもって美的感覚を表現できるようにする。
11、健康増進を促す反面、児童達の発育成長を妨げたり、けがを負ったりしないようにする。
12、各トゥル(型)に象徴される人物及び事柄の精神と活動を動作で表現する。